5時間の材料処理がわずか3、4分に
お客さまのお悩み
蛍光体の沈殿・分離が、品質に影響
弊社は液晶機器メーカー向けに、バックライト用の白色LED素子を供給している企業です。
LED素子は、封止材として使用する低粘度のシリコーン樹脂と蛍光体を手撹拌した後、液中に含まれる気泡を真空チャンバーに入れて脱泡していました。
しかし、粒子径の大きい蛍光体を用いるようになり、蛍光体の沈殿や分離が品質に影響を及ぼしていました。そのため、品質の維持向上への対策が急務でした。
シンキーと解決!
蛍光体をわずか数分で均一分散
ある時インターネットで検索して、「あわとり練太郎」を見つけました。我々の問題を解決できるのではないかと思い、シンキーが出展している展示会に足を運びました。担当者に声を掛け事情を話したところLEDに最適な装置「あわとり練太郎」ARV-310LED(真空タイプ)があるとわかり、その場でデモを依頼しました。
後日シンキーのラボに材料を持ち込み、デモを行いました。今まで5時間ほどかけて撹拌していたのですが、「あわとり練太郎」ではわずか3、4分と時間が大幅に短縮できました。また、蛍光体の沈降もなく、均一な分散が確認できました。
少量の材料で撹拌できることや、材料ごとに最適な条件を登録して繰り返し再現できること、プロペラがないので洗浄の手間がかからない等の理由から、ARV-310LEDの導入を決めました。おかげで今では、工数削減と品質向上の両面で欠かせないものとなっています。
・お客様の了解を得て掲載しています。