2021年、大変革時代への挑戦
2021/01/05
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて今回は、年初の特別企画として、弊社代表取締役社長 石井重治に大きな変化の年となった2020年を振り返り、今後の展望をインタビューいたしました。
新年おめでとうございます。
当社は去る2020年、無事に50周年を迎えることができました。
これもひとえに日頃絶大なるご支援を下さるお客様のおかげと感謝申し上げます。
2020年は世界中がコロナ禍で未曽有の危機となり、ひとりの経営者としてこれまでの会社経営を見直す一年でした。
コロナの時代にあっては、従来の価値観のままでは乗り越えられない状況に適応するため、人間の意識に変化が起こります。皆様の中にも、ご自身の意識が変化していくのを実感された方がいらっしゃるのではないでしょうか。
一人ひとりの意識が変われば、社会が変わります。
社会が変われば、経営者の意識も変わります。
経営者の意識が変われば、会社経営の方向性に大きな影響を及ぼし、人類は大変革の時代を迎えることになります。そして、今までの経営手法は通用しなくなると考えております。
人類がかつてない危機に直面している今、経済活動の主な目標であった「物質的により豊かになること」の優先順位が変わり、一人ひとりが「生物として自身の生命の安全をいかに確保するかが重要」と変化したと感じております。お客様の意識も変わった今、コロナ以前のビジネスの常識が大きく変化したのは言うまでもありません。
当社は製造メーカーです。お客様の生命が安全に、安心になるようビジネスを行うことがアフターコロナ時代のビジネスのスタンダードになると考えております。
そのためには高性能、低価格であるだけではお客様に選んでいただけない、本当にお客様のためを考えたものづくりが必要です。言葉では簡単ですが、これは本当に難しいことです。
究極的には「愛」のような価値観に基づいた企業活動が、これを叶えるひとつの解決策なのではないでしょうか。
そして、一日も早いコロナ禍の終息を望みながらも、その後に元の世界が戻るとは考えにくいのが現状です。
お客様の意識変革はすでに起こり、これからのビジネスのあり方を大きく変えたことは間違いありません。
アフターコロナ時代を生き抜く正しい方向性を定め、そこへ向け最大限の企業努力をしない限り、当社の次の50年間はやってこないと自分の気持ちを引き締めております。
これからも一層、社員全員でお客様に愛される製品の開発、ご提供を目指す所存でございます。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。